新谷良子 LIVE TOUR "HAPPY HAPPY SMILE" chu→lip☆Medalist 2008

開場/開演:17時/18時
会場:SHIBUYA-AX
16時という中途半端な到着。なので近くで飯食ったり、ハンズ行ったり。グッズは終わってから買うことに。タオルないのは辛いけどしょうがない。開場前にはもちろん荷物をロッカーへ。りょーこライブで荷物持込とか正直ありえないから。あと鹿志村から花来てたなw。開場は30分押し。寒い寒い。

入って中央から若干左側に位置する。10列〜13列目ぐらいかな。今回FC枠で初めて取ったら、600番くらいまでのFC枠なのに、500番台だったしorz。これからどんどん良くなってくのかな。開演も30分押し。

暗転して「選手紹介」という名目でバンドメンバーがステージへ次々現れる。最後にりょーこが現れて「選手宣誓」。次に「国歌斉唱」。それで流れてきたのは・・・


1.ray of sunshine
正式に国歌認定されましたros。個人的には「ファンシーフリル」かこれかと思ってたけど、ファンシーのほうはやらないライブも目立ってきたからなぁ。にしても一曲目からrosとは。飛ばしますねこのライブ。一曲目から会場全体がUOに染まる状況は、一気にライブ開始の雰囲気に移譲させてくれる。
今回のステージはステージ前方の正面、右端、左端に一段高い台があったおかげで、そこに乗るとはっきり見えるし、乗った側もいい感じになってくれて効果的な台だったな。まるで表彰台のように設置されたそれに何度も乗って歌うりょーこが印象的。
2.Bandwagon
最新アルバム「Wonderful World」(以下WW)から。今回のツアーはWWメインっていうのでWWは相当聞き込んでるけど、この曲はいまいちパンチが弱いと思ってた。けどライブになると全然違うね。リズムが若干早くなってるように感じたからか、相当ノリの早い曲になってて嬉しい限り。
3.ハリケーンミキサー
WWの中でも一番ノリが強いライブ栄えすることが聞いただけで分かる曲w。それをライブのテンションでやるっていうのはどこをどう考えても楽しくならないはずがない。この2曲目〜4曲目のWWからの縦ノリの流れはりょーこライブではよくあるスタートダッシュだな。2年前の仙台を思い出すw
4.サティスファクション
こちらもWWから。こちらもCDで聞いたときBandwagon同様パンチ弱いかなーとも思ったけど、こちらもライブ補正で流れに上手くはまってた。あと出演者のパフォーマンスが上手いからテンポが速く感じるのかな。


ここでやっとMCw。挨拶と、夢の話をしてからこの曲へ。


5.YU・ME・MI
昨年のイベントでWWの中で一番気に入った曲としてりょーこが挙げていた曲。

6.Parallel Paradise
「ロストシンフォニー」のc/w。歌詞がライブにもピッタりでいい感じ。2番のAメロではぴたっと会場で止まりたかったなぁ。日記で告知あったから実現したかったけどなぁ。仮定法っていうことで察してくださいw。

7.STEREOLOVE
WWの一つ前のアルバムからの曲がここで登場。この曲はアニぱら音楽館おーみちゃんとデュエットしたのが印象に残ってるなぁ。この曲は完全にオーディエンスとの掛け合いがないと成り立たない曲。だからこそこの国の国民はテンションが上がる。その場の勢いだけでなんとかなるものじゃなく、聞いてこないとどうにもならないものも多いしね。イントロとか1番Bメロとか。
あとこの曲はサビでのりょーこの振り付けがなんていうか「きゅーと」。この言葉のこの表記が一番個人的にしっくりくる。前回のライブ(2007年3月3日の五反田ゆうぽうと)で初疲労された振り付けなんだけど、今回もやってくれて嬉しかった。一回で止めちゃうもんだとどっかで思ってたからね。

8.Too Fat To Play
一旦りょーこ捌けて、バンドメンバーだけでこの曲を。インストの曲なんだけど、RON君とおってぃーで歌ってたなw。正直、休憩でもなんでもなく確かな「一曲」として成立してた時間なんだけど。っていうかバンドメンバーかっこよすぎるだろ。りょーこ抜けると一気にロックバンドみたいな雰囲気になるなw。
この間りょーこは衣装替え。今回衣装替えは3回か4回だったな。すごく丁度いい回数だと思う。

9.10年後のタイムカプセル
急に懐かしいイントロが流れたかと思うと、ドレスに着替えたりょーこが登場。最初のアルバム「ファンシーフリル」からの選曲で、懐かしさが込み上げる。
この曲の後でMC。衣装のこととタイムカプセル埋めた時ある?っていうお話。今回のMCは本当にインストアイベントでのトークに近い感じだった。客席とのキャッチボールもいつものライブより多かった気がするし。
そして、スタッフの手によって運ばれてくるマイクスタンドと・・・ピンクのギター?

10.ピンクのバンビ
まさか2000人近いオーディエンスの前でりょーこがギターを演奏する日が来るなんてうあ゛ぁあ ・゚・(´Д⊂ヽ・゚・ あ゛ぁあぁ゛ああぁぁうあ゛ぁあ゛ぁぁ メロと間奏中心で、サビは歌に専念してたかな。ちょっと覚えてない。ストロークで弾いてた(まぁ当然だけど)のには羨ましい。マンションでアコギじゃストロークで音出すとでか過ぎるから、アルペジオかもしくは弦一本でしか音出せないんだよなw
ギターのほうにばっかり目がいっちゃうけど、歌ってるのはあのピンクのバンビ。りょーこの演奏にはらはらしつつも、ちゃんと飛ぶという難題がww


ここからは各会場それぞれの限定曲ということで、名古屋、大阪から一曲ずつ+東京オリジナルの歌を。

11.わすれないよ
2ndアルバムから。これはバラードじゃないけど、ゆっくり聞きたい曲だなぁ。これのバラードver.もあったっけ。この曲は不思議な独特の雰囲気を持った曲だよね。

12.ラバーソウル
3rdアルバムからの選曲。ちょっと曲名出てこなかったな。

13.Wonderstory
名曲Wonderstory。Cメロでの掛け合いでの一体感はまた格別。でもこの曲はメンバーにKey欲しかったな。今回のバンド構成説明すると、Gt×2とBa、Dr、Voで5人だったからなぁ。パフォーマンスに不満はもちろんないけど、プラスアルファでKeyが欲しいというのはあった。

MCでストレスの発散方法とかの流れで次の曲へ。

14.ルーフトップ
WWから。この曲と次の「snow drop」は静かに聴いてました。この二曲はステージ上のパフォーマンスという「作品」を鑑賞するには最適な二曲だった。

15.snow drop
本人作詞のマイナー調の曲。ラスサビで雪が降ってきたり、アウトロでうずくまったり、歌詞と相まって見てて胸に来るものがあった。

16.sentido cervato
snow drop歌い終わりともにりょーこは捌けて、バンドメンバーだけに。そこでインスト。RON君ターンテーブル回してたw。何でもできるなこの人はw。

17.チェックメイト
某大先生の好きな言葉から取られたんじゃないかとも思わせるタイトルw。WW中でもハリケーンミキサーに次ぐ縦ノリソング。オーディエンスもラストスパート感を感じて再チャージをかけるあたりw。

18.トリックスター
これはまた。ここでトリックスターですか。トリックスターはライブアレンジ加わると全然違う曲に聞こえるな。ドラムが強く出るので2番のAメロとかは自然にテンポが上がってるようなw。
記憶が確かならば、2005年のZepp Tokyoでの初ライブの一曲目がこの曲だった気がしたな。当時は早口ラップ覚えるのが難しいからこの曲を一曲目にしたんじゃないかとも予想してたけど、今回のライブでは堂々と真ん中の台に乗って歌ってた。なんというか成長を感じた一瞬でした。

19.ロストシンフォニー
名曲。あまりに名曲過ぎて名曲といちいち示すことすらおこがましい名曲w。
2番ではRON君もマイクを担当して、りょーこ一人じゃ補えないところを歌ってました。サビでもハモって歌ってたな。これはこれでライブならではの醍醐味。RON君が歌うところなんて初めて見た気がする。


ここで本編最後のMC。「ロストシンフォニー」への想いと、最後2曲という残念なお知らせとw。

20.Be Free(as a shootingstar)
WWの中では一番地味な曲だと思ってたけど、ライブのこの位置で歌われるとすごい輝きを放つ。曲順のマジックを感じた曲。

21.Wonderful World
WWのタイトルソング。本編最後に持ってきたかー。サビの「I say」で合わせるの初めてだったけど、これもまたいいな。ことごとくりょーこソングはオーディエンスとの一体感が生まれる曲が多くて好きだ。


本編終了。だが即効アンコールが。


22.はっぴい はっぴい すまいる
ライブ限定曲。だけど前回のDVDに収録されたので、結構歌える人がいた気が。サビならなんとか覚えてたけどね。会場全体の大合唱はなかなか感慨深くてりょーこ涙ぐんでたなぁ。


アンコールは一曲ごとに全部MCはさんだんだけど、ここでのMCでやること全部やったって感じだったな。普通ネタは「私は普通ですから。へーん、自分から言ってやったもんねー」ってりょーこからネタを潰してきたので一旦死んだと思われた。しかし、次の曲をバンドメンバーが楽器を変えて演るってことで、「こんな多彩なバンドメンバーです。私は、」ってとこで欠かさず「普通!」→「普通っていうな!」でコンボ成立w。この後も何回か「普通!」って言ってたけど、あとはアニメ見てくださいで逃げられてたwww。あと新曲のお知らせもこのときだったかな。というわけでバンドメンバー楽器チェンジでアンコール二曲目。

23.encore
この曲の持つ意味というか、役割が、パフォーマンスをみて分かった気がした。ドラムのRON君以外自由に動いてた。アンコールだからこそできる自由さ、自由さから生まれるステージの楽しさっていうのを最大限に引き出してくれるのがこの曲の持つ役割なんだと思う。これからもアンコールではこの曲聴きたいな。正確にはこの曲で楽しんでるりょーこ含めたステージを観たいな。

24.CANDY☆POP☆SWEET☆HEART
この曲って一つ前のアルバムの曲なんだよねw。それを忘れさせるほど、シングルとしてのインパクトが強かったかな。Cメロでオレンジに染まる会場はよっぽどすごいらしくりょーこも毎回ながら本気で「すごい」と口が動くほどらしい。その中にいるといまいち分からないんだけどね。DVDでは会場全体を映してくれないかな。


アンコールもコレで終わり。これで全部終了かと思いきや、アナウンスがないのでダブルアンコールが。
そして再びりょーこのみ登場。バンドメンバーも迎え入れて、本当にラストでこの曲を。


25.ラストソング
また懐かしいけどピッタリな曲を。「HAPPY END」が来ると思ってたから、ちょっと曲名を思い出せなかったw。最後はじっくり聴いておしまい。


これで本当に終わり。本当にいいライブだったなぁ。
今回で映像演出が完全になくなって、出演者とパフォーマンスだけで完全に魅せるライブになってた気がする。前回のゆうぽうとでは最初の曲でのみ映像を使った演出があったけど、今回では完全になし。最初のライブツアー(Zepp Tokyo)では衣装替えごとに使ってたものがなくなるっていうことに特に違和感は感じてない。当時はそれがライブを楽しむのに最善の演出だったんだろうし、今はそれがないことが最善の演出なんだろうし。やっぱりアルバム「虹」からアルバムの雰囲気が変わったことが密接に関わってるんだろうな。でも、本人もMCで語ってたけど「その時その時のとーしんだいを入れてるから全部新谷良子になる」という旨の発言どおり、どっちも新谷良子だから違和感を感じないんだと思う。すごいのは「過渡期の未完成」がほとんどないこと。方向や雰囲気を変える時はどうしても変える途中で、納得いかないものや手探りでできたものを出してしまう時期があるけど、それがないっていうのはさっきの発言の内容ゆえだろうな。すごいなPBB。
そのPBBは、このライブで完全に板についてきた印象。RON君だけじゃなくたっきぃやおってぃーもオーディエンスに名前覚えられてて今のPBBはこのメンバーなんだなって思った。1stツアーのPBBがキャラや印象が強すぎてそれに縛られがちになっちゃうけど、このPBBを完全に受け入れられたのが今回のライブでした。
ツアータイトルの影響は前回のARMYと同じく最初とグッズのみにとどめて、あとはひたすらライブライブライブでした。個人的には変に意識して変な演出入れるよりいいから大歓迎ですね。
相変わらずりょーこライブはライブの一つの流れがちゃんとあり、デッドタームがなくて満足できるなぁ。衣装替えも数回だからりょーこを多くステージで観られるし、いっぱい歌が聴けるし、衣装替えの時間もバンドメンバーのかっこいい演奏で次の曲へつながるものが聴けるし。そのためにアルバムにインスト曲が入ってて、しかも出来もいいし。このライブ時間全体におけるデッドタームの少なさは、声優ライブの中では1番だと自信を持って言える気がするぞ。



今回のライブ、りょーこも元気そうだったし、PBBの凄さを目の前で見れたし、なによりWWの曲を全部生で聴けたのは嬉しかったな。去年の年末にWWを聴いてから、一番楽しみにしてたライブだった。期待した分の胸のキャパは必ず満たしてくれるりょーこライブ。最高すぎる。