スケッチブック 〜full color's〜

いやぁ、社会を風刺したアニメでしたね。
なんて冗談はそこそこに、アニメとして見せる気があるのか疑問符を抱かざるをえない。
まず主人公の空がスーパーDQN。なんで普通学級に進級してるんだよ。特殊学級だろ行くところは。こんなやついたら絶対にかかわりたくない。話すのもためらわれる。
っていうかあの美術部事態が崩壊してる。怠慢パワハラ教師に、脈絡もなく歌いだす上級生、ほかにもタミフル常用して異常行動おこしてるやつらがうじゃうじゃ。だめだこいつらはやくなんとかしないと。
「日常の中の小さな発見や気付き」ってのを見せたいなら、登場人物の行動をリアルにしろよ。こんなタミフルまみれのキャラたちにまったくリアリティがないから、「日常」っていうリアルを扱うべきところとのギャップが生まれて駄作に成り下がる。作品の中の「日常」のなかで上記のテーマを扱うならまだ上手く行ったかもしれないけど。それなら、作品の中の世界で生きてるから、一見異常行動にみえる空の行動原理にも納得いくんだけど。


猫のやりとりがいちばんおもしろかったなぁ。譲治が味出しすぎwww


結局、社会を切るっていうアングル、というか言い訳w、でみないと見続けられないアニメだった。


それでも見るべき点を挙げておこう。
・突然歌いだすおーみちゃん
ゆかりんとの掛け合いがおおいおーみちゃん
・イミフな行動をする桃子
・猫・ジョージ
・いきなり久保が切れて空が割れて二次が見えるエンディング


これの評価だけで決めたくはないけど、Solty Rei-ソルティレイ-のすごさは平池の力じゃなかったんだな。