アイドルマスター XENOGLOSSIA

一週間くらいで一気に見た。
見終えた直後で冷静には書けないけど、名作と言っていいと思う。07年4月期には本当に名作が多かったんだなぁと。瀬戸、エルカザド、なのは、ハヤテ等々。


桃子の真美が出てくんのが20話からっていうのがちょっと残念だけど、役どころとしてはなかなかおいしいんでいいかな。双海姉妹はどっちかが主役でもいいくらいのキャラなんだけど、そこをあえて春香にしたあたりにチャレンジ精神を感じる。個人的に一番好きな回は最終回なんだけど、次は19話だな。この回は完全に双海亜美が主役だったけど、壮大な展開に惹かれた。


あと前半では伊織と真が若干ウザキャラだったけど、後半には融解するというまぁありがちな展開。真は信念の違いで対立してたんで分かるが、伊織に関しては正直ただウザかった。ツンデレでもないし、落ち込む春香を無理やり起こして「自分で考えろ」とかただの無責任にしか見えない。後半何が変わったのかもいまいち分かりづらかったし。なかなか愛せないキャラでしたw
反対に雪穂は前半は仲良しだけど、後半では・・・ってな関係。最終回での唯一の台詞は絵、CVともに雪穂の一番の名場面だな。
他のキャラは、それぞれ特徴的ではあったけどやっぱりマスターに比べると薄いのは事実。オペレーターや整備班はなかなか名前覚えられないしw。ジョゼフは渋くていい味だしてたな。朔はただただイヤみなキャラだった。生き残っちまったけど、モンデンキントのボスどもは死んだからまぁよしとするかw
にしてもCV豪華だったな。脇役でも主役張ったことがある人ばかりだし。その中で春香を演じきった井口さんは度胸ついたんじゃないかなw



こっからは最終回の壮絶なネタバレのためこのアニメ観る予定のある人はみるな。感動が半減するw


最終回に関しては泣ける。客観的に見るとただもとの位置に戻っただけなんだけど。「iDOLをアウリンに全部投げ込む」→「マスターたち悲しむ」→「じゃぁ私たちもiDOLと一緒に行く」→「気付かれずにアウリン向けて出撃」→「残った人たちうあ゛ぁあ ・゚・(´Д⊂ヽ・゚・ あ゛ぁあぁ゛ああぁぁうあ゛ぁあ゛ぁぁ 」→「いろいろあって帰って来れるけど、iDOLはアウリンへ」みたいな流れ。用語の解説はしねーよ、見れば分かるんだし。iDOLは失われるっていう最初の行動なんだけど、なんかハッピーエンドに見えるって言う上手い構成。だからといって花田を褒める気にはならないけど。最終回は二回見直したんだけど、ネーブラとヒエムスが爆破した衝撃で、伊織と真がどうなったのか分かりづらいんだよなぁ。ちゃんと観れば分かるけど、オペレーションモニターは文字が小さすぎて見えないからレスキュー信号の「2」と「5」も判別できないし。ちゃんとカットはあるんだけど、その前に春香とインベルのシーンがあるからそっちに集中しちゃってて流し見したし。インベルコックピットモニターの「EJECT」の文字も判別するの難しいし。静止させないと読み取れないのはまずいだろ。それでも生きていたことがわかったときの残ったスタッフの反応でうるっと来るんだけど。




スタッフのほうは構成の花田は今までよりはマトモだった。他のスタッフがちゃんと歯止めになったんだろうな。でも花田脚本の回は相変わらずの花田クオリティ。心の動きが読み取りづらいのか意味不明なのかわかんないけど、30分がするっと流れない脚本でしたwあとは音楽の斉藤はこういうアニメでの起用が増えるといいな。戦闘時の音楽とかまんまファフナーっぽくて引き出しの少なさが心配されるけど、きっといい仕事するはず。OP/EDは橋本みゆき結城アイラ、Snowと橋本みゆき以外は最近の新人で固めるあたりLantisはやくつぶれねーかなと更に思わせてくれるwww。曲はいいんだけどね。パケットが決まってるのにコマを増やしたら寡頭競争が起こるだろ。あとそろそろ畑亜貴にNOを突きつける時期に入りつつあるんじゃないか?



原作が超有名ゲームってことでアレンジのしすぎに心配はあったけど、アニメとしては完成されたいい作品でした。